ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 2月14日(日) ロゼッタストーン日記

<<   作成日時 : 2010/02/14 23:30   >>

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前福島県知事、佐藤栄佐久氏の著書『知事抹殺』(平凡社)を読んだ。佐藤氏は県発注のダム工事をめぐる汚職事件で知事を辞職、その後、逮捕された。現在、東京高裁で有罪判決を受け、最高裁に上告中である。この事件は、佐藤氏の弟の祐二氏が経営する会社の土地売却が、ダム工事を受注するのに有利な取り計らいを受けた謝礼として建設会社が買い取った「賄賂」だったというもの。検察側は、土地の価格を5億円〜7億9000万円と認定。それに対して土地売買価格は8億7000万円。この差額が賄賂だという考えだった。

それに対して、第一審では、時価相当額との差額、7372万317円の賄賂を受けとったと認定され、懲役3年執行猶予5年の判決が言い渡された。続く第2審も有罪で、懲役2年執行猶予4年の判決。ただし、土地の価格をめぐる賄賂の金額は「ゼロ」と認定され、「換金の利益」(売れない土地を買ってもらった)を得たという罪に変わっていた。

……が、その後、この土地を手に入れた水谷建設は、9億6000万円で土地を売却。さらにその後転売され、そのときの価格は12億円を超えていたという。うーーーん。わけがわからん。

佐藤氏が原発問題や地方分権をめぐって、霞ヶ関と激しくやりあっていたのは事実のようである。で、検察は、弟の祐二氏に対し、「知事は日本にとってよろしくない。いずれは抹殺する」と述べたというのである。

私が読んだ本は、佐藤氏側の言い分なので、100%事実を書いているのかどうかはわからない。ただ、嘘の書きようがないこと、たとえば事情聴取を受けた建設会社の社員が2人自殺し(佐藤氏とは面識なし)、祐二氏の会社員1人が自殺を試みたというのは事実だろう。佐藤氏が関わっていたかどうかは別として、なんらかの談合の事実はあったようだ。だからといって、強引な取調べや、検察の判断で、少なくとも裁判が終わっても、素人が理解できないような罪しか認定できないような事件で、現役の知事を抹殺するというようなことがあってよいのだろうか。

検察が「気に入らない」政治家を、「異例」の捜査で摘発する社会は健全とは言いがたい。というわけで、提案。とりあえず、裁判が終わったあとで、最高裁の裁判官みたいに、特捜が摘発した事件の捜査が正しかったかそうでないか、その捜査の責任者に関して「国民審査」を実施するというのはどうだろう。

そうすれば、あまりにも無茶な捜査に対しては、国民が「NO」といえるし、そういうリスクがあると思えば、検察も無理な捜査はしないんじゃないかな。

最近、すっかり検察不信になってしまった私は、こういう制度を切実に欲しいな…と思うのです。

※2月10日の日記を若干訂正。

ジャーナリスト、岩上安身氏のツイッターによれば「郡山の家族が上京し、地検まで駆け付けると、医者も呼ばず、病院にも連れていかれず、意識不明のまま。家族が、救急病院に連れていったときには、脱水症状で危険な状態にあったそうです」とありましたが、文字制限があるツイッターなので、少し言葉足らずなようです。本を引用すると、
「房子は取り調べで疲労困憊して倒れて、それなのに特捜部は、“はい、どうぞお帰りください”と。立ち上がれなくて、靴も自分もはけず、車いすでエレベーターを降りて来て、そのまま新幹線で帰ってきて、直接、病院の救急救命センターに入りました。脱水症状で1500ccの点滴を受け入院せよと言われているのです」
とのこと。少なくとも、事情聴取直後、新幹線に乗るぐらいの体力は残っていたようです。伝聞の話は、どんどん誇張される傾向があるので、その点も気をつけて情報を読み取らないとね。

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