ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 5月15日(土) ロゼッタストーン日記

<<   作成日時 : 2010/05/15 08:16   >>

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『アメリカから<自由>が消える』(堤未果著・扶桑社新書)を読んだ。アメリカといえば、「銃を持つのも自由だ!」っていうくらい、「自由」にこだわるイメージがあったのだけど、9・11以来、「安全」のために少しずつ「自由」が削られているようだ。例によって、ざくっと内容をまとめてみると……。

いまアメリカでは、飛行機への「搭乗拒否人物」と「搭乗は認めるが、空港で追加のセキュリティ・チェックを要する人物」のリストを合わせると、 11万9000人にのぼる。テロとは関係ないのに掲載されてしまうこともあるが、一度リストに名前が載ってしまったら最後、そこから削除してもらうすべはない。リストのうち14人は、2歳以下の乳幼児である(!)

プリンストン大学の教授は、授業で憲法の講義をしただけで飛行機に乗れなくなった。コロラド大学の教授は、9・11について書いたエッセイが原因で、大学から解雇命令を受けた。CDのパッケージを開けるために20センチのハサミをかばんに入れていた10歳の女児は、校長から警察に通報され、手錠をかけられて連行された。日本のアニメ『デスノートごっこ』をしていた小学6年生の男児2人は、逮捕され、無期停学処分となった。

記事や番組に対する当局の検閲、介入が強くなり、記者やキャスターが次々に失職。アメリカ国内で逮捕されるジャーナリストの数は過去最高を記録した。サンフランシスコの人気ブロガーは、ブログに掲載したイラク反戦デモのビデオテープの提出を拒否し、8ヶ月間、投獄された。

ひとつひとつは自分とは無関係な出来事に見える。朝起きればテレビはニュースを流し、新聞は配達され、「報道の自由」は今までどおり存在しているように見える。が、知らぬ間に監視体制が強化され、よくわからない名前の法律が通ってしまう。そんな危険がアメリカ社会のそこかしこに散らばっている。

著者は、以前、人権NGOのディレクターに言われた言葉を思い出す。「自由に生きる選択肢を奪うのは、いつでも同じ、たったひとつの力なんだ。それは<恐怖>だよ。おかしいと思ったら、声をあげる自由。これを失ったとき、本当の意味で国は滅亡の道を辿る。僕たち市民は、何が真実で何が虚偽なのかを見極めるために、戦わなくてはならない。敵は、次々につくり出される<恐怖>そのものではなく、恐怖に気をとられているうちに<言論の自由>が消えてしまうことのほうだからだ(要約して抜粋)」

……という感じの本。検察が暴走気味の日本も、他人事ではないかもね。とはいっても、こうやって好きなことを書ける日本は、今の時点ではいい国だ。この「言論の自由」は、なんとしても守らないと。

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