ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 11月5日(金) ロゼッタストーン日記

<<   作成日時 : 2010/11/05 23:30   >>

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ロゼッタストーンに出資してくださっている某会社の会長が亡くなったという知らせが入った。闘病のため、息子さんに社長を譲られたので、最近お話しするのはもっぱら2代目社長だった。享年67歳。まだまだお若いのに……。ちっともご恩返しができていないなあ…と、ちょっと落ち込む。人間の命というのは、なんてはかないんだろう。

尖閣諸島の流出ビデオが大騒ぎになっている。私は夕べ寝る前にツイッターで知った。情報の速さとしては、ツイッター情報→ネットニュース→テレビ →新聞の順。ツイッターの情報拡散の速さを体感した。それにしても、こんなことになるんだったら、船長を逮捕した時点でさっさと公開すればよかったのに。後手後手政府の迷走ぶりにため息が出る。

11月3日、“すてきな言葉と出会う祭典ー「言葉の力」を東京からー”という東京都が主催するイベントに行ってきた。副知事の猪瀬直樹さん、アーティストの村上隆さん、日本教育大学院大学客員教授の北川達夫さんらが参加するシンポジウムを見たかったのだ。

北川氏の話だと、日本人の国語力は年々低下していて、特に意見を書き込む問題の「無回答率」がきわだって高いのだとか。日本人は自分の意見を言うのが苦手だものね。フィンランドなどでは、幼稚園の頃から、問題解決の思考法や、物語のつくりかたなどを教えるのだという。ほーっ。

北川氏の大学の授業では、大学生のコミュニケーション能力のなさが目立つという。特に、知らない人とのコミュニケーションが苦手らしい。プリントを配ったとき、後ろの列で足りない場合は、余っている列の学生にまわしてもらうのではなく、「先生、プリントが足りません」と教師に要求するのだとか。
「なぜなのか聞いてみると、同世代の知らない相手だと、敬語を使うべきかタメ口にするべきか悩むらしいのです。無視されたらどうしようという思いもある。傷つくのも傷つけるのもこわい。衝突を恐れる傾向があります」と北川氏。そういう若者論をよく聞くけど、やっぱりそうなのかな。私も傷つくのも傷つけるのも嫌いな平和主義者だから、わからなくもないんだけど。(←無理やり、自分を若者のくくりに入れる)

村上隆氏は、自由な教育に疑問を感じ、自分の会社では、徒弟制度を意識して弟子を育てているという。現代美術の最先端にいる人が「徒弟制度」を認めているところが面白かった。

猪瀬氏は、スポーツでも武道でも基本の型があるように、日本語も基本の言語技術を学ぶことが大事だと主張していた。たとえば部屋に入ったとき「目の前にテレビがあります。左にソファがあります。右には本棚があります…」という説明ではなく、時計回りにどういう状態かを説明したほうが部屋のようすがよくわかるといったふうに。個性というのは、基本を身につけたあとに花開くものだという。

つまり、日本語の言語技術を身につけさせ、自分の意見をきちんと表現できる日本人を育てないといかんっていうことなのだろう。だが、私とて他人事ではない。日本語が理解できないのだ。

今度芦田先生に連載をお願いする手前、私も哲学の本ぐらい読まないとな……と、いまハイデガーの『精神現象学』(平凡社)という本を読んでいるのだが、これがちっともわからない。外国語や数学だったら異言語だから諦めがつくのだが、書いてあるのは明らかに日本語で、しかもほとんどカタカナも使ってないのに、なぜ私には理解できないんだろうと、自分がサルになったような気がしてくる。

だいたい外国人が考えた抽象的な概念を、どうやって訳者は日本語にできたんだろうと、そこからしてわからない。

「学は精神の現実態であり、精神が自己自身の場において自ら建てる王国である」(序論より)

こういう表現は、ちょっと詩的で好きだけどね。

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