ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 1月28日(金)ロゼッタストーン日記…アフガニスタンで人質になった常岡氏の話を聴いた

<<   作成日時 : 2011/01/28 23:30   >>

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アフガニスタンで人質になったジャーナリスト、常岡浩介氏の話を聴く会に参加した。http://talklive.jp/session/tln016.html

あまり積極的に告知していないのか、参加者は10人ちょっとだったけど、半分ぐらいは20代の若くて可愛い女性だった。やっぱり、戦場ジャーナリストはもてるんだな(笑)。

参加者が少ない分、私も何度か質問できた。

私の最初の質問。「常岡さんは、佐藤優氏や鈴木宗男氏を批判していらっしゃいますが、どこが間違っていると思うのですか?」
常岡氏いわく「ロシアと仲良くして、領土が返ってくるなんてありえない。ロシアは、相手が強いと譲歩し、相手が弱いと強く出てくる国。佐藤氏は、 KGBと仲良くすることで情報を得ようとしていたが、ロシアはそんな相手には、都合のいい情報しか与えない。自分はジャーナリストだが、警察から情報を得ようとすれば、例えばヤクザから情報を得て、その情報をもとに警察を脅して吐かせる。佐藤氏のやり方では、KGBに取り込まれてしまい、むしろ売国的行為を行なっていたのではないかと思う」
(※これについては、佐藤氏の意見も聞かないとフェアではないと思うけれど、常岡氏としてはそういう見解らしい)

もう一つ。「常岡さんは誘拐されたとき、ビデオで『身代金要求には絶対応じないでください』とおっしゃっていましたが、あれは本心からですか?」(←私の意地悪さが露呈してる?)。
常岡氏いわく、「殺されるか殺されないかと、身代金を払うか払わないかは、まったく別問題だと思っていました。誘拐された当時から、犯人は自分たちが何者なのかを隠さずに喋っていましたので、自分が殺されるとしたら、口封じだと思いました。なので、いかに口封じを無効にするか、犯人たちの正体を公にするかを考えていました。そんな状況で身代金要求を急いで呑んでしまう拙速さのほうがこわかった」とのこと。(テープに記録していないので、常岡氏の発言は、どれも正確に再現したわけではなく、私の記憶によるものです)

常岡氏は必死にサバイバルを考えて行動していたわけである。自分の行動を決して美談にしようとしないところが好ましい。

ついでにアフガニスタンでの日本人はどう見られているのかも聞いてみた。常岡氏によれば、日本という国があることを理解しているかどうかも怪しいという。監禁中、犯人たちがハリウッド映画「ランボー」を喜んで見ていたので、シルベスター・スタローンがアメリカ人だと教えるとショックを受けていた。彼らはアメリカ人が白人だとか、中国人や日本人が黄色人種とか、そういう認識もなさそうだった。地図を見ても、どこが海でどこが陸かもわかっていなさそうだった……のだとか。
「アフガニスタンの教育はどんな状況だったのですか?」とさらに聞くと、「高校に通っている兵士もいました。彼らは歴史や英語を習っていましたが、必要がないから忘れるのかもしれませんね。学校にまったく通っていない人たちもいました。女性たちはまったく学校には通っていませんでしたが、私が解放される1ヶ月くらい前に、ちょうど女子教育が解禁になりました。私が監禁されていた家の家主は、『女に教育なんてとんでもない。女性が社会に出ると姦通の元になる』と大反対していたのに、女子教育が解禁になると『娘を日本に連れていってくれ。できれば医者にしたい』などと言っていました。どちらが本心なのかはわかりません」

他には「プーチンの経済政策は実は失敗で、いまだにロシア製品は鉛筆1本、ちゃんとしたものを輸出できていない」とか、「ロシアの55%を占めるロシア民族は年々人口が減少しているのに、ロシアのイスラム教徒やチェチェン人は年々人口が増加している。そこがロシアにとって脅威なのではないか」とか、「人質から解放されたあと、“絶対にPTSD(心的外傷後ストレス障害)になる”といわれたが、いまのところ症状は出ていない。むしろ、チェチェンの取材中、ヘリコプターに空爆を受けた体験のほうがフラッシュバックを起こす」とか、「タリバンの数は、アメリカが攻撃を始めた当初より、圧倒的に増えている」「戦争が終わらないのは、文明が開けていないからだ。日本も昔は隣同士の県で戦争していたが、いまではそんなことはありえない。文明がこの先発達すれば、戦争はなくなるのではないか」「日本も最近は内向きで、世界の情報が入らなくなっている。それはやばいのではないか?」といった興味深い話がいろいろ出た。

常岡氏は話がとてもお上手だ。テレビやラジオは、彼をコメンテーターにすればいいのに。

ずっと保留になっていたパスポートが交付され、常岡氏は来月アフガニスタンに行く予定らしい。これからも私たちに現地の最新情報を伝えてくださることを期待したい。身体にだけはお気をつけて……。

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