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zoom RSS 4月28日(木) ホリエモン実刑確定で思うこと

<<   作成日時 : 2011/04/28 23:30   >>

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ライブドアがフジテレビの買収を仕掛けていた頃、ホリエモンが大嫌いだった。お金さえあれば経験も志も不要で、何でも買収が可能なのだという事実は衝撃だった。IT長者が次々に現れ、株をやっている人がほんの一瞬で大金を手にしていた時代だ。「働く」って一体何なんだろうと、考えさせられた。季刊ロゼッタストーンで「お金とモラル」を取り上げたのも、その頃だったんじゃないかと思う。ホリエモンへの反発は私だけではなかった。一部で熱狂的に支持する人もいたけれど、世の中の多くの人は、こんな買収が実現するなんてとんでもないと眉をひそめた。

検察がホリエモンを狙ったのは、世間の空気を読み、「額に汗することの大切さが失われてはならない」という正義感からだったのだと思う。検察という組織は、いったん動き始めるとなかなか立ち止まれないような仕組みになっている。そして、捕まえた人が「無罪」を主張すればするほど、「反省していない」とみなされ、厳しく断罪されてしまう。結局、ホリエモンの上告は棄却され、最終的に2年6か月の実刑。これまでの粉飾決算の判決と比べて、ずいぶん重い印象だ。

ホリエモンが逮捕されて「無罪」を主張していたとき、「この人は生意気ではあっても、正直な人だと思うんだけど」と、なんだかしっくりこなかった。その後、検察の実態を知れば知るほど、ホリエモンの罪に疑問を感じるようになった。

上告棄却を受けた記者会見で彼は、この結果を悔しいと言いつつも、「僕だけ実刑というのは、仮に粉飾というのが事実だとしても、すごく不公平だとは思うが、世の中の真理は不公平。それはそれで仕方ないのかなと思う」とある種達観したような態度で、「なにか人生ゲームの駒が一個進んだような感じ」と前向きな姿勢を見せていた。彼ならば、出所したあとでまた大活躍できるだろう。
http://news.nicovideo.jp/watch/nw56797

ホリエモンはうまくいかなかった過去をふりかえり、「原子力発電所が100%安全でないのと同じで、僕が言っていることが100%皆に伝わることはあり得ない。だから、そうやって100%に近づける努力をしなければいけないはずなのに、それを僕が怠っていたことがひとつは非常に大きな理由」と述べている。人に伝えようという姿勢が出てきたせいなのか、最近のホリエモンはけっこう好きだ。今もし彼がテレビ局買収を手掛けたなら、それもいいかな…と賛成するかもしれない。人の気持ちというのは、つくづくあてにならないなあ。

ライブドア事件後、株価は暴落し、若者は起業をめざさなくなった。そのせいだけではないけれど、日本の停滞はずっと続いている。日本では出る杭は打たれるというけれど、私も出る杭を打とうとした一人だったんだろうか。当時の空気の中にいた一人として、なんだか申し訳ない気もする。いまもマネーゲームは好きではないのだけど。

最近の自粛ムードもそうだが、日本では「空気」というのがとてつもなく強力だ。今後、誰かを一方的に責める空気が生まれたら、とりあえず好き嫌いを置いといて、逆の立場に立って考えるようにしよう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
「ライブドア事件後、...若者は起業をめざさなくなった。」
これは本当ですか?
だとしても株価が暴落したせいですか?
だとしてそんな起業意識で未来がありますかね?
H2
2011/04/29 11:49
あの事件がきっかけで、ベンチャーブームが去ったと思います。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2011011702000035.html

大震災後、大きく世の中が変わろうとしているような気もしますので、これから威勢のいい若者がどんどん登場してほしいですね。

ロゼッタ
2011/04/29 12:48

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