ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 6月13日(月) 宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」

<<   作成日時 : 2011/06/13 23:30   >>

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7月発売予定だった芦田宏直先生の講義録の出版が秋に延びたのに続き、今月発売だった電子書籍も録音が終わらず来月に延期。どうして予定っていうのは、予定通りにならないんだろう。いまは知人の店の本(市販されないもの)をつくっているのだけど、来週月曜日に印刷所に入稿する予定なのに、いまだ原稿がそろわず…。大丈夫かなあ。

電子書籍化をめざしている「セロ弾きのゴーシュ」は、宮沢賢治の代表的童話。旧かなづかいで書かれているので、どこまで表記を変えるか、先日からずっと悩んでいる。賢治の本の多くは生前には出版されていないそうで、「セロ弾きのゴーシュ」の原文も編集者が手を入れていない「生原稿」に近い。読んでいると、漢字と仮名の表記のユレ(同じ言葉が漢字で書いてあったり仮名で書いてあったりする)とか、明らかに書き間違いではないかと感じられる箇所とか、いろいろ目についてしまうのだ。本来は著者と相談して変えていくのだが、相談したい著者はすでにこの世にいない。ああ、悩ましい。

「セロ弾きのゴーシュ」自体は、これまで山のように出版されているけれど、朗読つきの電子書籍はたぶん初めてのはず(DVDやCDは既に出ている)。電子書籍は世界のどこからでも読めるわけだから、日本語を勉強したい人だって読むかもしれない。そう思うと、旧かなづかいだけじゃなく、現在あまり使われていない漢字も避けたほうがいいかも…とか、いろいろ迷いながら作業を続けている。

他社の本も参考に見てみたが、原文を忠実に生かしたものもあれば、仮名づかいのみ変えたもの、常用漢字以外は全部平仮名にしたものなど、出版社の方針によって表記の仕方はさまざまだ。これだけいっぱい出てるんだから、ロゼッタはロゼッタらしくやってもかまわないだろう。

今回のイラストをお願いしたのは、にしかわたく氏。偶然にも、にしかわ氏は大学の卒論で宮沢賢治を取り上げたほどの賢治通。私の人を見る目の確かさときたら天才的で、時々自分で感動する(←ほとんどがただの偶然なのだが)。ゴーシュが生前には出版されていないとか、賢治はこんな音楽が好きだったとか、この部分はこんなふうに解釈している人もいるとか、にしかわ氏はいろんな賢治情報を提供してくれる。スタッフの間でにしかわ氏はこの企画の監修者として敬われているのだ。

朗読を担当してくれるのはアーティストの友利花さん。いま風の朗読がとてもいい。さらに和栗卓也さんというアーティストがオリジナル曲をつけてくれたのだけど、これもすごくイメージに合っている。(さだまさしの曲に「セロ弾きのゴーシュ」っていうのがあるけど、あれとは別です)

ページをめくると、声が流れ、音楽が流れる本。これは、やっぱり電子書籍ならではだと思う。新しい時代の幕開けです。



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