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zoom RSS 2月25日(水) 日本の「報道の自由」は大丈夫かな

<<   作成日時 : 2015/02/25 23:30   >>

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今年「国境なき記者団」が発表した日本の「報道の自由度」ランキングは、180か国中61位だった。どこまで公正に評価できているランキングかは わからないけれど、海外の記者からは日本の報道が不自由に見えているらしい。

このところ話題の人物は、「外国特派員協会」で記者会見することが多い。最近だと、シリアに渡航しようとしてパスポートを没収されたフリーカメラ マンの杉本祐一氏、イスラム国にコネクションがあるイスラム法学者の中田考氏やジャーナリストの常岡浩介氏など。外国特派員協会(クラブ)には、 ロゼッタはずっとお世話になっていて、WEBでも長く連載しているのだけど、「外国特派員協会」という会見の場は、真実を知るために年々重要に なっているような感じがする。

●外国特派員協会杉本祐一氏記者会見
http://blogos.com/article/105428/

●外国特派員協会常岡浩介氏記者会見
http://blogos.com/article/104020/

●外国特派員協会中田考氏記者会見
http://blogos.com/article/104005/
(いずれもBLOGOSより)

去年の9月、中田氏と常岡氏は、拘束された湯川遥菜氏の裁判の通訳をしてほしいと依頼され、イスラム国を訪問している。そのときは、空爆の影響 で、イスラム国の指揮命令系統が混乱していて、結局湯川氏に会えないまま2人は帰国。常岡氏は10月に改めてイスラム国の訪問を予定していたとい う。

が、常岡氏がイスラム国へ渡航しようとした直前、北大生がイスラム行きを計画した関係先として、常岡氏は事情聴取され、パソコンやビデオカメラ、 スマートフォン、ハードディスクなどを押収されてしまう。それ以来、取材源秘匿のため、常岡氏はイスラム国と連絡が取れなくなってしまった。同様 に中田氏も事情聴取され、関係資料としてさまざまなものを押収された。中田氏もそれ以降、イスラム国とのやりとりを控えるようになる。

1月20日、湯川氏、後藤氏にオレンジ色の服を着せ、要求に応じなければ2人を殺害すると脅迫した、イスラム国の動画が公開された。

北大生の一件があったためか、日本政府は常岡氏や中田氏のイスラム国とのパイプを、積極的に生かそうとはしなかった。

常岡氏は、人質事件についてコメンテーターとしてテレビに出演した際、テレビ局から「政権批判はやめてください」「『後藤さんは救出できたはず だ』という発言はやめてほしい」といった依頼があったと話している。
http://news.livedoor.com/article/detail/9775582/

私自身もイスラム国関連のテレビ番組を見ていて、(出演者は中田氏の名前は出さないように言われているのかな…)と感じたときがあった。

テレビ番組がすべて自粛しているわけでもない。TBS「報道特集」では、人質事件発覚後、中田氏が個人的にイスラム国の幹部とやりとりした内容 (&それによってわかった日本の外務省の対応の一端)を公開したり、後藤氏が登録していたイギリスの危機管理コンサルタント会社(後藤氏拘束後 は、妻に代わってイスラム国との交渉に当たっていた)の事情をよく知る人物にインタビューし、「(日本の)警察と外務省は後藤さんの妻に危機管理 コンサルタント会社を使わないよう求めたようです」といった証言を引き出している(外務省と警察は否定)。

今回のケースでは、どんな交渉をしても、2人の命を救うことは厳しかったかもしれない。でも、政府の対応が正しかったのかどうかをきちんと検証す るのは報道の役目だ(政治家の役目でもあるけど)。

日本国憲法の第21条に「1 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。」とある。改憲をめざしている自民党の憲法草案では、これに続いて「2 前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない。」と新しく付け 加えられている。

ヘイトスピーチのような差別的な発言の規制ならいいけど、「公益及び公の秩序を害する=政府の活動を妨げる」になっちゃうと怖いよなあ…。政府が 常に正しいことをするとは限らないんだもの…。

シリアに取材に行こうとしてパスポートを没収された杉本氏は、今後、裁判で戦うようだ。イスラム国に入る予定はなかったそうなのに、パスポートを 取り上げられたまま…というのは理不尽だ。

「報道の自由」の敵は人々の「無関心」。いまみたいな情報の洪水のなかにいると、出来事の風化も早いけど、「本当のことを知りたい」という気持ち を忘れないようにしないとね。

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