ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 1月15日(金) ロゼッタストーン日記

<<   作成日時 : 2010/01/15 23:30   >>

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今年は「国民読書年」だそうである。ちなみに私のパソコンで「こくみんどくしょねん」と打つと「国民毒初年」と出てくる。どんな毒が出てくるのか、これはちょっとこわい。「国民読書年」のキャッチコピーは「じゃあ、読もう」なのだとか。なんとなく投げやりなキャッチコピーですこと。(おっと「毒」を吐いてしまった)
※国民読書年について詳しいことは財団法人文字・活字文化推進機構のWebサイトをご覧ください。

遅まきながら、村上春樹の大ベストセラー『1Q84』(新潮社全2巻)を読んだ。SFとミステリーとファンタジーと純愛物語を合わせたような、村上春樹ならではの作品である。DV(家庭内暴力)やカルト教団などの話が出てきたり、女性の視点がリアルに表現されていたり、性描写が多かったり、これまでの彼の作品と比べると、ぐっと現実社会に寄り添ってきている。従来の村上作品を読むようなつもりで読んでいると、最初のうち、やや違和感があるのだが、読み進めていくと、そこは紛れもない村上ワールドなのである。

小説のなかで、「この世には絶対的な善もなければ、絶対的な悪もない。…重要なのは、動き回る善と悪とのバランスを維持しておくことだ。…均衡そのものが善なのだ」と、ある人物が述べている。

イスラエルのエルサレム賞の授賞式で、「高くて固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ。……その壁がいくら正しく、卵が正しくないとしても、私は卵サイドに立ちます」とスピーチした村上春樹はとてもかっこよかった。そのスピーチを思い出した。

スピーチが読めるサイトがありました。

「卵」といえば、昔取材したある有名作家が「作家はもともと作品の卵を体の中に持っている。その卵の数はあらかじめ決まっているのだ」というようなことを言っていた。その作家の作品は、全盛期と比べて明らかに力が衰えていたので、そんなものなのかな…と感じたことが印象に残っている。

村上春樹には、作品の卵がまだまだ残っていそうだ。今年は『1Q84』の続編も出るようだし、日本を代表する作家として、ますます活躍してほしい。

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