ロゼッタストーン日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 7月16日(土) 編集者産婆説

<<   作成日時 : 2011/07/16 23:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

7月24日(日)の芦田宏直先生(東海大学教授)の講演会を突然運営することになった。ツイッター上で、講演会主催者と芦田先生の間で意見の対立があり、妥協を許さない芦田先生は、「それならば講演会を中止し、別の場所で無料で開催する」と、言い放ってしまわれたのだった。80名から100名ぐらいの講演会。開催まで9日間くらいしかないのに、それはあまりにも無謀。主催者も気の毒。参加を希望している人たちに混乱を与える恐れも……。こ、これは何とかしなければ…と、主催者に連絡を取り、ロゼッタで運営を引き継ぐことを提案して、事態の収拾を図ったのだ。

もちろん私が乗り出さなくても、なんらかの方法で解決していたと思うけれど、著者に何かあったときには、全力で守るのが編集者のお仕事。引っ越しや電子書籍発売の準備で忙しいとか言ってられないのである(ロゼッタでは、この秋、芦田先生の本を出版予定)。数々のピンチをくぐりぬけてきたロゼッタは、こういう修羅場を見ると、反射的に体が動いてしまうようだ。

編集者と著者の関係は、妊婦と産婆に似ている。作品を生み出すのはあくまでも著者で、編集者ができるのは、出産のお手伝いと、生み出された作品を産湯につけてきれいにしてあげることぐらいだ。いま私が担当している妊婦さん(著者)は、こだわりが強い分、かなりの難産。おまけに流産経験もある(大手出版社での発行が決まっていたのに、意見が合わず出版を取りやめたことがあるそうだ)。自分の気持ちに正直に生きている人なので、毎日が摩擦の連続。見ていてはらはらすることが多い。

以前、芦田先生が2階の屋根の上から飛び降りようとしている夢を見た。危ない、受け止めなければと下で手を広げて待っていると、芦田先生は、私の差し出した手にお義理でちょっと手をそえ、屋根から飛び降りてかろやかに着地されたのであった。経済的にも地位的にも体力的にも頭脳的にも、私よりもはるかに力を持っていらっしゃる芦田先生を私は無力ながらも守りたいと思っているんだなあ…と、目が覚めてそんな自分に感動した。もっとも、これは夢の中のかなり美化された光景なので、現実的には、あっさり見放しちゃうかもしれないけど。

ともあれ、なんとかわが妊婦さんが無事出産してくれるように、産婆としては力を尽くさなくては。……なーんて書いていると、芦田先生が出産台にのっかってヒーヒーフーなんて言っているシーンが頭に浮かんで笑ってしまった。

この秋、みんなに喜んでもらえる赤ちゃんが生まれますように。

*芦田先生の講演は、2011年7月24日(日)13時から、浜松町産業貿易センター浜松町館(都立産業貿易センター浜松町館)にて。一見の価値あり。ぜひいらしてくださいませ。
http://www.ashida.info/blog/2011/06/twitter_9.html#more

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
7月16日(土) 編集者産婆説 ロゼッタストーン日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる