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zoom RSS 3月4日(日) webと電子書籍の違い

<<   作成日時 : 2012/03/04 08:45   >>

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やれやれ、またまた久しぶりの日記である。今年は「日記」じゃなくて「月記」になってる…反省。

電子書籍『真夜中の虹』は、無事、電子書籍化された。3月15日ぐらいには発売できるんじゃないかな。

ロゼッタが契約しているクレジット決済の会社が楽天に吸収されたため、システムを入れ替えることになった。『真夜中の虹』は、その作業が終わってからの発売になる。その会社とは契約して1年も経ってないのに、ネット業界の動きは激しいなあ。

さて、前にも書いたけれど、『真夜中の虹』は、ロゼッタストーンwebの連載、「オクモト陽典の不運から風雲」の前半を電子書籍化したものだ。電子書籍というのは、パソコンやiPadやスマートフォンなどで読めるのだが、WEB上で読めるものを電子書籍化しても意味がないのではないか…と思う人もいるかもしれない。いや、私自身だって、電子書籍化する部分のバックナンバーはWEBから削除しようかしら…とか、セコイことを考えたりもしていたのだ。でも、実際に書籍化してみると、やっぱりWEBのエッセイと電子書籍は全然違うのである。今回の作業は、「本とは何か」を考えるいいきっかけになった。

何が違うかというと、やっぱり電子書籍とはいえ、本にするというのは1つの作品を作り上げることなのだ。電子書籍製作会社に約束した入稿の締切が1月27日、修正の締切が2月27日だったのだが、入稿したのは1月27日の23時59分。校了(修正が終わること)したのは2月27日の23時59分。そこからさらに再修正点を見つけて30分後に最終原稿を送った。いやー、粘った、粘った。作品づくりはやり始めるとキリがないのである。

療養中の著者も、3回原稿を推敲し、最後には「もう身体が限界です。これが終わったら倒れます。あとは任せます」というメールがきた。病気の著者がここまで頑張るのに、編集者が怠けるわけにはいかない。私のほうでも、著者の目が届かないようなところをせっせとチェックしていった。電子書籍の場合、拡大できるというメリットがあるのだが、WEBで使っていたイラストをそのまま掲載したら拡大したときにイラストがぼけてしまう……ということが試作品を見た段階でわかり、イラストレーターさんに急遽全イラストの解像度アップを頼んだ。イラストレーターさんも、時間がないなかですごく頑張ってくれた。

そんなわけで、WEB連載「不運から風雲」と比べたら、『真夜中の虹』のほうがはるかに完成度がアップしているはずだ。WEBには速報性や、訂正のしやすさといったメリットがあり、電子書籍には全体的に統一された、より完成度の高い作品に仕上がるというメリットがある。将来、優秀なソフトができて、電子書籍をつくるのも修正するのも超簡単になれば、また違ってくるかもしれないけど。

日本ではまだ全然電子書籍は普及していないので、労力に見合った売上はまったく期待できないのだけど、それでも手を抜かないのがクリエイターなんだなあ…と、今回の書籍でも、前回の『セロ弾きのゴーシュ』でも思った。本当はそういうクリエイターたちの頑張った成果を世間に広めるのが出版社の一番の役割なのに、ロゼッタがまだまだ力不足なのが悲しいなあ。

ただ、つくりあげた作品は記録に残る。すぐに売れなくても、何かのきっかけでその作品を必要とする人たちが現われることもある。だから著者たちに思う存分、力を発揮していただく環境だけはつくらなくっちゃね。(←単に人使いが荒いだけ…ともいえる)

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