ロゼッタストーン日記

アクセスカウンタ

zoom RSS 3月12日(月) 経済産業省緊急電子化事業

<<   作成日時 : 2012/03/12 23:30   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

先週、経済産業省が出版社の本の電子化を支援する…という説明会に行ってみた。事業総額は約20億円。うち補助金額は約10億円。日本の出版物のうち、約6万タイトルの書籍を電子化しようという事業らしい。各出版社が申請した書籍を審査し、電子化が決定した場合は、費用の半額を国が補助してくれるという。東北支援もかねているため、東北地方の出版社などはもっと優遇される。

お金を出してもらえるということもあってか、説明会には200名以上の出版関係者が詰めかけ、廊下にまで人がはみだすほどの盛況ぶりだった。

国に直接申請した場合は、自社で半額負担となるが、「出版デジタル機構」と契約すると、電子化費用は出版デジタル機構が立て替えてくれるので、初期費用ゼロ。費用は売上から相殺されるのだという。

一瞬、なーんてお得な話、ロゼッタの既刊本、全部電子書籍化してもらおうかしら…と思ったけど、よく考えると、そんなに甘い話でもない。日本では電子書籍はまだまだ売れないのが実情。大手出版社が出す電子書籍でさえ、平均すると売上は100冊程度だと、誰かが言っていたような…。1冊の本の電子化にいくらかかるのかの説明はなかったけれど、電子化費用以上に売れる本のほうがもしかしたら少ないかもしれない。

となると、出版デジタル機構に頼んだ電子書籍は、永遠に電子化費用が相殺されない可能性だってある。ということは、電子化された本の売上はまったく入らないわけだから、自社の本であって、自社の本でない状態。著者との契約次第だけど、売上は入らないのに、印税だけ払わなければいけない状況だって考えられるよなあ……と、場末の零細出版社は、危惧してしまう。

出版デジタル機構というのは、出版社が集まってつくった電子出版物の普及を促進する団体。この団体にしてみたら、本が売れなければ出版費用を自分たちがかぶることになるわけだから、決して割のいい仕事ではない。もちろんこの事業は、ぼったくり事業ではなく、電子出版物を普及させるために好意でやっていることなのだ。

読者や著者にとってみれば、電子化された書籍が増えるのはいいことだし、電子出版のインフラはもっと整備されていくべきだと思う。書籍を電子化するにはいいチャンスなんだけど、どうしよう…。

仮申請の期限は3月28日までだとか。まだ細かい条件が全然わからないから、とりあえず申請しておいて、あとからゆっくり検討しようかな。もっとも審査があるから、こちらの希望が通るとも限らないけどね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
3月12日(月) 経済産業省緊急電子化事業 ロゼッタストーン日記/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる