ロゼッタストーン日記

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zoom RSS 1月13日(土) 第20部「世の中を逆に見る」

<<   作成日時 : 2018/01/13 23:30   >>

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昨年のテーマが「足腰を鍛える」だったのに、その甲斐なく、2018年の新春早々に道路で転んで右手首を骨折。全治2週間でたいしたことはないのですが、どうやら鍛え方が全然足りなかったようです。

さて、波乱の幕開けの今年は、いったいどんな年になるのでしょうか。今年もロゼッタスト―ン日記をよろしくお願いいたします。

◆今年は「股のぞき」の精神で!

お正月休み、帰省先から戻ってくる際、京都で途中下車して長年の念願だった「天橋立」に行ってきた。百人一首の「大江山いく野の道の遠ければ、まだふみもみず天橋立」をやっと踏んだのだ。

天橋立は、「股のぞき」といって、前かがみになって股の間から眺めるとよいと言われている。あたかも天と地が逆になったように見える、とのことだが、実際にやってみたらやはり天は天、地は地に見えた。それでも、日頃あまり見ないアングルからの光景は、思いのほか新鮮だった。時には風景を逆さまに見るのもよいものだ。

年末年始、アマゾンのオリジナルドラマ「チェイス」が、ジャーナリスト清水潔さんのノンフィクション『殺人犯はそこにいる』の盗作ではないかと話題になっていた。この本については以前日記で紹介したことがある。関東地方で起きた幼児連続殺害事件の真相を丹念に取材し、その過程で「足利事件」で逮捕されていた菅家利和さんの冤罪を晴らし、ついに真犯人にまで迫った素晴らしい調査報道の本だ。警察や司法の闇についても、深く考えさせられる。盛岡の「さわや書店」が「文庫X」としてタイトルを隠して販売したことでも有名だ。

主に清水さんのツイートやリツイートで情報を得ていた私は、あの本を勝手にドラマ化するなんてひどい話だと思っていた。が、「チェイス」の脚本家が福田靖さんと知って、見方が少し変わった。福田靖さんも大好きで尊敬する脚本家だからだ。いい加減な仕事をする人ではなく、ドラマの根底に人間への深い愛情がある。創る側は真剣に取り組んでいるのだろうと思ったのだ。

「チェイス」のプロデューサーは、清水さんあてのツイッターメッセージで《架空の連続ドラマという「入りやすい入り口」で表現することにより、広い範囲の人と共有することができ、結果として真相解明に向けた糸口が見つかるかもしれない。こんな想いから、ドラマ『チェイス』の制作を企画しました》と述べている。事実をドラマ化することは時々あることとはいえ、長年の調査報道で明らかにしたことを許可も得ずにドラマ化したことは間違っていると思う。遺族への配慮も足りなかったかもしれない。が、『殺人犯はそこにいる』に書かれているような内容をもっと世の中に伝えたいという気持ちはよくわかる。

どんなによい内容でも硬派なノンフィクションを読む人は限られている。「文庫X」も『殺人犯はそこにいる』を少しでも多くの人に読んでもらいたいという気持ちから生まれた企画だ。エンタメには多くの人々を惹きつける力がある。私がテレビ局のスタッフでも、全力で取り組みたくなるはずだ。

福田靖さんが、企画の裏側をどのぐらい知っているのかはわからないが、私の感情は、こうして立場を変えてみただけで、あっという間に揺れ動いてしまう。今年の私は、感情は移ろいやすいものだという前提で、絶対に許せないことは何か、理解できないけど許容できることは何か、理解できるけど認められないことは何か、やり方によっては理解しあえることは何か、そんなことを理性的に考えていくようこころがけたい。

あっちの立場に立ったり、こっちの立場に立ったりして考えるのは、時間もかかるし、どっちつかずでいい加減な感じもするけれど、ロゼッタスト―ンはもともと違う価値観をつなごうと生まれた会社だ。自分が絶対に正しいと思ったときこそ、股のぞき、股のぞき……。

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